工法概要:MFシールド工法

  1. 円形断面の多種多様な組み合わせにて任意の断面を構築します。 複数の円形断面を縦または横に組み合わせることにより、輻輳した地下空間で威力を発揮します。
  2. 構造的に安定した円形を基本とします。 MFシールド工法により提供される構造物は、円形を基本としているので、円形の持つ力学的優位性により構造的に安定しています。
  3. 密閉型の泥水式及び土圧式の採用が可能です。 密閉型の泥水式及び土圧式両タイプの掘削が可能です。

工法のしくみ

MFシールド工法は、複数の円形シールドのカッタヘッドを前後にずらし、その一部を重ね合せたシールドを用いて、多種多様なトンネル断面を建設できます。この工法により、横や縦に長い断面のトンネルを掘削することができるため、用地に制限がある場合や地下構造物が輻輳している場合に、ニーズに合った断面を掘削することができます。 また、施工条件、使用目的にあったトンネル断面を効率よく提供できます。

ルート計画の自由度が向上します。

2連型、3連型の円や大きさの異なる円を横や縦に重ね合わせることにより、単円以外の多様な断面を持つ構造物を提供できます。その結果、狭い道路下など用地に制約を受ける場合は、縦に重ねて上下のトンネルを一度に建設することで、占用幅を小さくできます。また、既設構造物により上下方向に制約を受ける場合でも、横に連ねた多円形シールドを用いることにより所要断面のトンネルを建設できます。

MFシールド工法


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