よくある質問:ワギング・カッタ・シールド工法

Q1 ワギング・カッタ・シールド工法はどのような工法ですか?
A1 ワギング・カッタ・シールド工法は、カッタヘッドを一定の角度内で揺動運動(=Wagging)しながら掘進する工法です。(ワギング・カッタ・シールド工法=Wagging ・ Cutter ・ Shield Method) 従来のシールドマシンでは、カッタヘッドを回転させるために多数のモーターを使用します。しかし、ワギング・カッタ・シールド工法は、カッタヘッドを少数のジャッキで駆動させるシンプルな掘削機構を擁する工法です。
Q2 ワギング・カッタ・シールド工法の適用事例について教えてください。
A2 歩行者用地下通路、下水道幹線、地下水路、地下鉄への適用があります。 適用事例・実績の詳細については 、 「リーフフレット」、「詳細パンフレット」、「ワギング・カッタ・シールド工法 技術資料」(P.17~26)をご覧ください。 リーフフレット、詳細パンフレット、技術資料については、「資料・参考文献」ページよりダウンロードできます。
Q3 ワギング・カッタ・シールド工法の技術資料、積算資料はどうしたら入手できますか?
A3 技術資料については、「資料・参考文献」ページよりダウンロードできます。積算資料については、シールド工法技術協会(お問い合わせフォーム)へお問い合わせください。
Q4 ワギング・カッタ・シールド工法は矩形シールドトンネルの施工を目的とした工法と聞きました。矩形以外の断面形状の掘削はできないのですか?
A4 矩形以外の断面形状の掘削も可能です。円形はもちろんのこと、伸縮自在のオーバカッタを併用して、矩形や複円形といった様々な形状のシールドトンネルを施工することが可能です。
Q5 ワギング・カッタ・シールド工法の適用は泥土圧シールド工法のみですか?泥水式シールド工法の実績はありますか?
A5 ワギング・カッタ・シールド工法は、原則として、泥土圧シールド工法を前提とした工法ですが、泥水式シールド工法への適用も考えられます。実績は泥土圧シールド工法のみです。
Q6 ワギング・カッタ・シールド工法が適用可能な土質というものはありますか?
A6 泥土圧シールドで適用可能な地盤条件に対しては概ね適用可能です。しかし、玉石層や軟岩ではオーバカッタにローラビットが配置できない等の理由から、円形以外の断面への適用は施工条件の十分な検討が必要です。
Q7 ワギング・カッタ・シールド工法で急曲線施工は可能ですか?
A7 中折れ装置の装備など、通常のシールドマシン(モータでカッタヘッドを回転)と同様な考え方で急曲線施工は可能です。ワギング・カッタ・シールド工法ではカッタ揺動機構を油圧ジャッキによる往復運動とすることにより、シールド機内部が機械的にシンプルな構造となり、機長短縮を可能とし、急曲線施工に有利となります。超急曲線施工として最小曲線半径R=8m(シールド機径Φ5.24m)の実績があります。
Q8 ワギング・カッタ・シールド工法のカッタチャンバー内の掘削土砂攪拌状態は問題ありませんか?
A8 問題ありません。通常のカッタヘッド回転式シールドのカッタチャンバー内攪拌と同様です。泥土圧シールド工法における加泥材に関しても、材料、添加量、攪拌状態等においても同様で、問題ありません。
Q9 ワギング・カッタ・シールド工法のシールドマシンはどこのメーカーでも製作可能なのでしょうか?
A9 シールド機の見積り等が可能なマシンメーカーは、以下の通りです。
  地中空間開発株式会社 TEL 03-6777-7101
  株式会社小松製作所 TEL 03-5561-2725
  JIMテクノロジー株式会社 TEL 044-201-8268
Q10 ワギング・カッタ・シールド工法は特許料が必要ですか?
A10 ワギング・カッタ・シールド工法を使用しても、特許料は発生しません。

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