よくある質問:MSD工法

Q1 接合部の地盤改良は必要ですか?
A1 鋼製の貫入リングが土圧・水圧を受ける構造体のため、地盤を改良強化するための補助工法は必要ありません。
Q2 適用地盤に制限はありますか?
A2 巨礫・玉石層や中硬岩盤を除く沖積粘性土および砂質土、洪積粘性土および砂質土、硬質土(土丹)、小礫・中礫混じりの地盤に適用可能です。
Q3 シールド工法に制限はありますか?
A3 泥水式、土圧式(泥土圧式)のいずれのシールド工法に対しても適用可能です。
Q4 適用径に制限はありますか?
A4 貫入・受入れ装置を配置するためには、以下に示す外径以上にする必要があります。なお、これより小さい外径であっても施工条件によっては可能の場合もあります。 泥水式シールド φ2.48m 土圧式シールド φ2.68m
Q5 シールド相互の位置確認はどのようにするのですか?
A5 必要に応じて、測量用のチェックボーリングやシールド相互の位置確認のための水平ボーリングを実施する場合があります。 水平ボーリングは、地盤条件や地下水圧を考慮して工法を選定します。 接合地点の20m手前から外径150mm鋼管の小口径推進工法を施工し、鋼管内空を使って相手方ポイントを直接視準した事例があります。また、磁気センサーやラジオ・アイソトープ・センサーの利用等の事例があります。
Q6 接合部の止水性の確認はどのようにするのですか?
A6 接合後にチャンバー内の水圧を低下させ、水圧の回復状況を観測することで止水性を確認します。止水性が悪い場合には、チャンバー内の水圧が上昇しますので、その対策として止水注入等を実施します。 なお、止水効果を確実に発揮させるために、接合前に貫入リング先端と受圧ゴム面の異物除去を実施する必要があります。除去方法としては、ジェット噴射等が挙げられます。
Q7 MSD工法の技術資料、積算資料はどうしたら入手できますか?
A7 技術資料については、「資料・参考文献」ページよりダウンロードできます。 積算資料については、シールド工法技術協会(お問い合わせフォーム)へ直接お申し込みください。 また、「資料・参考文献」ページよりリーフフレットおよび詳細パンフレットがダウンロードできます。
Q8 MSD工法の実績を教えてください。
A8「施工実績」ページまたは「詳細パンフレット」p.3~4をご覧ください。詳細パンフレットについては、「資料・参考文献」ページよりダウンロードできます。
Q9 MSD工法は、特許料が必要ですか?
A9 MSD工法の実施には、実施権許諾契約は必要ありません。また、施工に際しての特許実施料も必要ありません。
Q10 MSD工法のシールド機の見積り等はどこへ問い合わせればよいですか?
A10 シールド機の見積り等が可能なマシンメーカーは、以下のとおりです。
  地中空間開発株式会社 TEL 03-6777-7101
  株式会社小松製作所 TEL 03-5561-2725
  JIMテクノロジー株式会社 TEL 044-201-8268

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